日本では「野生絶滅」になってしまったコウノトリ。
絶滅の原因は、明治以降の乱獲・営巣木の減少・乾田化や農薬使用によるえさ場の減少、などと言われています。
現在は兵庫県立コウノトリの郷公園にあるコウノトリ保護増殖センター(非公開)では飼育下で繁殖させ、増えた個体を野生にかえす取り組みが進められています。
(残念ながら国内で捕獲、保護された個体は繁殖せず、ロシアから導入した個体を元にしています。ただし、分類学的には同じとされていますし、遺伝子のタイプも共通のようなので、日本産と大陸産とは同じ集団だったと考えてよいようです。)
・兵庫県立コウノトリの郷公園 施設案内
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/equip/index.php
しかし、絶滅の原因が取り除かれなければ、いくら個体を放しても自立した集団(野生の個体群)を作ることはできないでしょう。
餌さえ増えればよいというものではないでしょうが、豊岡の方々の取り組みは、コウノトリが野生で生きていくために大変重要な事だと思います。
「私の初特別栽培米」でご紹介した豊岡での米作りは、一義的にはコウノトリのえさ場を増やすことが目的かもしれませんが、コウノトリだけのために行われているのではなく、「コウノトリをシンボルとして田んぼや野に住む生き物生体バランスと調和するお米作り」として取り組まれているのだそうです。
先日トキ保護センターで飼育されているトキが体調をくずしましたが、ドジョウの食べすぎが原因らしいです。
・ドジョウ過食かトキ倒れる 佐渡、ビタミン欠乏症状 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010601001283.html
トキもコウノトリも、ドジョウだけでなく魚や昆虫など様々な動物を食べます。自然の中に色々な生き物がバランスよくいる事がトキやコウノトリには必要なのだろうと思います。
それはツシマヤマネコにとっても同じでなのではないでしょうか。
そんな自然が残っている事は、きっと人にとっても大事なのだろうと思っています。
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