山の色も少しずつ変わってきているようです。
対馬のいきものたちのカレンダー、今月はイロハモミジです。
植物だって立派ないきもの。
イロハモミジ(学名 Ace palmatum)はカエデ属カエデ科の植物で、福島県以西の太平洋側、四国、九州、海外は朝鮮半島から中国にも分布する落葉の木です。
名前は葉の裂片を「いろはにほへと」と数えたことに由来するらしいですが、5裂のことも多いそうですから、その時は「いろはにほ」ですね。
秋に色づく植物は多いのですが、イロハカエデはその中でも特に赤々として紅葉の代表的な植物になっています。
花のイメージはない方も多いと思いますが、4~5月に暗赤色の花が垂れさがるように咲きます。
・対馬植物図鑑:イロハモミジ(タカオカエデ)
http://plant.kacchell-tsushima.net/?eid=430
対馬でモミジが有名なのは上対馬町の舟志のもみじ街道です。
・ながさき旅ネット:舟志のもみじ街道
http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/747/
以前は11月上旬に「もみじ祭り」が開催されていましたが、今年は11月10日に「舟志もみじ街道感謝の日」という名前でイベントがあるようです。
ちょうどその頃が見頃のようですが、11月初旬から25日頃まで楽しめる見込みだそうです。
・対馬観光物産協会ブログ:「2013舟志もみじ街道感謝の日」について(2013年10月21日)
http://blog.tsushima-net.org/?eid=1210
さて、今年は猛暑だったり台風がたくさん来たりしましたが、きれいな紅葉が見られるでしょうか。
お知らせ
★お知らせ
【2015年カレンダーは2種類!】A4ポスタータイプ(縦)と2013年までと同様のA4冊子タイプ(横、上開き)の2タイプです。全部がツシマヤマネコの写真です。
冊子タイプは間もなく完売です!
2013年11月2日土曜日
2012年11月20日火曜日
11月のカレンダーその2:ウラジロガシのどんぐり
11月のカレンダーの左下にあるのはどんぐり。
どんぐり(団栗)というのはブナ科(特にコナラ属)の果実の総称で、これはウラジロガシのどんぐりです。
ウラジロガシ(学名 Quercus salicina )はブナ科コナラ属の常緑広葉樹。
漢字で書くと「裏白樫」、葉っぱの裏が白い樫の木です。
日本では新潟県から宮城県以西と四国、九州に分布しているそうです。
ウラジロガシは昔から胆石や尿路結石症などの民間治療薬として用いられてきたそうですが、臨床実験で効果が示され、ウラジロガシエキスは病院でも使われる事があるそうです。
ちょっと試してみたいですね。
・イー薬草・ドット・コム 薬用植物一覧表:ウラジロガシ
http://www.e-yakusou.com/yakusou/035.htm
ウラジロガシのどんぐりは濃褐色(濃い茶色)で、長さが2cm前後だそうです。
他のどんぐりと比べると、やや細長い感じがします。
・徳島県の樹木:ウラジロガシのどんぐり
http://tokushimazyumoku.la.coocan.jp/ha-mi-manabi/donguri/uragirogasi/uragirogasi.html
対馬ではウラジロガシのほかにもどんぐりをつくる木が色々ありますから、どんぐりの違いを見たり、食べ比べてみたりするのも面白いですね。
でも、拾う時には他の生きものたちが食べる分を残しておいてくださいね。
・This is APEC's Homepage:どんぐりを食べよう!
http://www.pejp.net/act/donguri/index.htm
どんぐり(団栗)というのはブナ科(特にコナラ属)の果実の総称で、これはウラジロガシのどんぐりです。
ウラジロガシ(学名 Quercus salicina )はブナ科コナラ属の常緑広葉樹。
漢字で書くと「裏白樫」、葉っぱの裏が白い樫の木です。
日本では新潟県から宮城県以西と四国、九州に分布しているそうです。
ウラジロガシは昔から胆石や尿路結石症などの民間治療薬として用いられてきたそうですが、臨床実験で効果が示され、ウラジロガシエキスは病院でも使われる事があるそうです。
葉っぱを干し、煎じて飲んだりするそうで、「紅茶風の味」だそうですよ。
ちょっと試してみたいですね。
・イー薬草・ドット・コム 薬用植物一覧表:ウラジロガシ
http://www.e-yakusou.com/yakusou/035.htm
ウラジロガシのどんぐりは濃褐色(濃い茶色)で、長さが2cm前後だそうです。
他のどんぐりと比べると、やや細長い感じがします。
・徳島県の樹木:ウラジロガシのどんぐり
http://tokushimazyumoku.la.coocan.jp/ha-mi-manabi/donguri/uragirogasi/uragirogasi.html
対馬ではウラジロガシのほかにもどんぐりをつくる木が色々ありますから、どんぐりの違いを見たり、食べ比べてみたりするのも面白いですね。
でも、拾う時には他の生きものたちが食べる分を残しておいてくださいね。
・This is APEC's Homepage:どんぐりを食べよう!
http://www.pejp.net/act/donguri/index.htm
2012年8月24日金曜日
対馬のヒゴタイ
前回カレンダーとあわせてご紹介したヒゴタイ。
・8月のカレンダーはツシマテンとヒゴタイ(2012年8月18日)
http://240yamaneko.blogspot.jp/2012/08/8.html
・対馬植物図鑑:ヒゴタイ
http://plant.kacchell-tsushima.net/?eid=119
長崎県が2001年に作成したレッドデータブックには、絶滅危惧ⅠB類に掲載されています(2011年に改定されたレッドリストでも同様)。
日当たりのよい乾いた草原に生えるそうで、かつては九州では普通に見られたようなので、対馬でもそれなりに多かったのではないかと思うのですが、今では限られた所にしか生育していないようです。
・長崎県自然環境課/長崎の希少な野生動植物/RED DATA BOOK 2001 ながさきの希少な野生動植物 普及版(P.52)
http://www.pref.nagasaki.jp/sizen/2reddata/rdb2001/rdb2001-pub-pdf/3botany-69.pdf
・長崎県自然環境課/長崎の希少な野生動植物/維管束植物(2011年公表のレッドリスト)
http://www.pref.nagasaki.jp/sizen/2reddata/sub2.html
私が見たことがあるのは上県町井口浜近くで、2箇所ありました。
1箇所は道から少し入ったところで、草が茂った中でしたが、日当たりも風通しも良いところでした。
最初に見つけたのは15年ぐらい前で、その後しばらくは見られたのですが、数年前に見に行った時には草刈が行われた後だったようで、見つけられませんでした。
多年草なので、一度刈られてもまた生えてくるのではないかと思いますが・・・。
もう1箇所は道路脇の斜面に生えていて、こちらも数年は見られました。
車からも見える程目につきやすいところだったのですが、少し高いところにあったので、採られる事もなく残っていたのだろうと思います。
しかし、道路の拡張工事で斜面が丸ごと削られてしまい、その後は見られません。
工事の時にどこか近くに移植してくれてたら、と思うのですが、どうだったのでしょうか。
花が咲いていなければわかりにくいですし、花に気付いても希少な植物だとは分からなかったかもしれません。
こうやって多くの人が気付かないうちに色々な生き物が減っていっているのでしょう。
まずは多くの人に知ってもらうのがいいのだと思います。
あの斜面のヒゴタイは、そこにある事も工事が始まる事も知っていたんだから、あの時ちゃんと言えばよかったな、と後悔しています。
・8月のカレンダーはツシマテンとヒゴタイ(2012年8月18日)
http://240yamaneko.blogspot.jp/2012/08/8.html
・対馬植物図鑑:ヒゴタイ
http://plant.kacchell-tsushima.net/?eid=119
長崎県が2001年に作成したレッドデータブックには、絶滅危惧ⅠB類に掲載されています(2011年に改定されたレッドリストでも同様)。
日当たりのよい乾いた草原に生えるそうで、かつては九州では普通に見られたようなので、対馬でもそれなりに多かったのではないかと思うのですが、今では限られた所にしか生育していないようです。
・長崎県自然環境課/長崎の希少な野生動植物/RED DATA BOOK 2001 ながさきの希少な野生動植物 普及版(P.52)
http://www.pref.nagasaki.jp/sizen/2reddata/rdb2001/rdb2001-pub-pdf/3botany-69.pdf
・長崎県自然環境課/長崎の希少な野生動植物/維管束植物(2011年公表のレッドリスト)
http://www.pref.nagasaki.jp/sizen/2reddata/sub2.html
私が見たことがあるのは上県町井口浜近くで、2箇所ありました。
1箇所は道から少し入ったところで、草が茂った中でしたが、日当たりも風通しも良いところでした。
最初に見つけたのは15年ぐらい前で、その後しばらくは見られたのですが、数年前に見に行った時には草刈が行われた後だったようで、見つけられませんでした。
多年草なので、一度刈られてもまた生えてくるのではないかと思いますが・・・。
もう1箇所は道路脇の斜面に生えていて、こちらも数年は見られました。
車からも見える程目につきやすいところだったのですが、少し高いところにあったので、採られる事もなく残っていたのだろうと思います。
しかし、道路の拡張工事で斜面が丸ごと削られてしまい、その後は見られません。
工事の時にどこか近くに移植してくれてたら、と思うのですが、どうだったのでしょうか。
花が咲いていなければわかりにくいですし、花に気付いても希少な植物だとは分からなかったかもしれません。
こうやって多くの人が気付かないうちに色々な生き物が減っていっているのでしょう。
まずは多くの人に知ってもらうのがいいのだと思います。
あの斜面のヒゴタイは、そこにある事も工事が始まる事も知っていたんだから、あの時ちゃんと言えばよかったな、と後悔しています。
ラベル:
植物
2012年8月18日土曜日
8月のカレンダーはツシマテンとヒゴタイ
もう半分以上過ぎてしまいましたが・・・8月のカレンダーをご紹介します。
今月はツシマテンです。
かわいらしい顔つきで、もしかしたらまだ小さいのかもしれません。
左下にあるのはヒゴタイです。
ヒゴタイ(学名Echinops setifer)はキク科の多年草植物で、花は8~9月にかけ咲きます。
朝朝鮮半島の南部から、西日本に分布しています。
以前は九州では普通にみられたそうですが、むやみに採取されたことで野生種は少なくなり、環境省が2007(H.19)年に公表したレッドリストでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)にあげられています。
江戸時代からよく栽培されていたそうで、九州ではお盆にお供えするお花にもよく使われるとか。
ちなみにヒゴタイの名前は「平行帯(ひんこうたい)」とか「平江帯」いうのが元らしいのですが、よくわかっていないようです。
熊本県産山村にはヒゴタイ公園というのがあるそうですよ。
・産山村 観光情報/景勝スポット:ヒゴタイ公園
http://www.ubuyama-v.jp/2005/10/18-164253.html
ツシマテンについては7月のカレンダー紹介でも書いたので、こちらもご覧ください。
・7月のツシマテン(2012年7月9日)
http://240yamaneko.blogspot.jp/2012/07/7_09.html
今月はツシマテンです。
かわいらしい顔つきで、もしかしたらまだ小さいのかもしれません。
左下にあるのはヒゴタイです。
ヒゴタイ(学名Echinops setifer)はキク科の多年草植物で、花は8~9月にかけ咲きます。
朝朝鮮半島の南部から、西日本に分布しています。
以前は九州では普通にみられたそうですが、むやみに採取されたことで野生種は少なくなり、環境省が2007(H.19)年に公表したレッドリストでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)にあげられています。
江戸時代からよく栽培されていたそうで、九州ではお盆にお供えするお花にもよく使われるとか。
ちなみにヒゴタイの名前は「平行帯(ひんこうたい)」とか「平江帯」いうのが元らしいのですが、よくわかっていないようです。
熊本県産山村にはヒゴタイ公園というのがあるそうですよ。
・産山村 観光情報/景勝スポット:ヒゴタイ公園
http://www.ubuyama-v.jp/2005/10/18-164253.html
ツシマテンについては7月のカレンダー紹介でも書いたので、こちらもご覧ください。
・7月のツシマテン(2012年7月9日)
http://240yamaneko.blogspot.jp/2012/07/7_09.html
2012年4月29日日曜日
ヒトツバタゴはもう咲いた?
昨日から大型連休ですね。
この時期の対馬と言えば・・・真っ先に思いつくのは「ヒトツバタゴ」と「バードウォッチング」。
ヒトツバタゴ(学名:Chionanthus retusa Lindl. et Paxton)はモクセイ科の雌雄異株の落葉高木で、一つ葉のタゴ(トネリコ)というのがその名の由来となっています。
(トネリコは普通複葉なのだそうです)
中国や台湾、朝鮮半島に分布しているそうですが、日本では岐阜県・愛知県・長野県の一部(木曽川や土岐川の流域など)と対馬の北端のみに自生しているそうです。
ヒトツバタゴの自生地は天然記念物に指定されているものも多く、国指定には3つがあります。
1)ヒトツバタゴ自生地(愛知県犬山市、瑞浪市、恵那市、中津川市):1923(大正12)年指定
2)鰐浦ヒトツバタゴ自生地(対馬市上対馬町鰐浦):1928(昭和3)年指定
3)白山神社のハナノキおよびヒトツバタゴ(岐阜県土岐市):1943(昭和18)年指定
鰐浦のヒトツバタゴは例年この連休の頃に開花するため、島外からも多くの観光客が訪れます。
東京や大阪からヒトツバタゴの花を見るための観光ツアーもあるようです。
また、鰐浦では毎年「ひとつばたご祭り」が開催されており、今年は5月5日。
・対馬観光物産協会ブログ
http://blog.tsushima-net.org/?eid=868
学名は「雪のように白い花」という意味だそうです。
また、鰐浦では満開になると海を照らすようだということで「うみてらし」と言われるそうです。
「なんじゃもんじゃ」という別名もあるようですが、ヒトツバタゴ以外でもそう呼ばれる木があります。
連休前はまだあまり咲いていないようでしたが・・・暖かい日が続いていますし、お祭りと見頃が重なるといいですね。
この時期の対馬と言えば・・・真っ先に思いつくのは「ヒトツバタゴ」と「バードウォッチング」。
ヒトツバタゴ(学名:Chionanthus retusa Lindl. et Paxton)はモクセイ科の雌雄異株の落葉高木で、一つ葉のタゴ(トネリコ)というのがその名の由来となっています。
(トネリコは普通複葉なのだそうです)
中国や台湾、朝鮮半島に分布しているそうですが、日本では岐阜県・愛知県・長野県の一部(木曽川や土岐川の流域など)と対馬の北端のみに自生しているそうです。
ヒトツバタゴの自生地は天然記念物に指定されているものも多く、国指定には3つがあります。
1)ヒトツバタゴ自生地(愛知県犬山市、瑞浪市、恵那市、中津川市):1923(大正12)年指定
2)鰐浦ヒトツバタゴ自生地(対馬市上対馬町鰐浦):1928(昭和3)年指定
3)白山神社のハナノキおよびヒトツバタゴ(岐阜県土岐市):1943(昭和18)年指定
鰐浦のヒトツバタゴは例年この連休の頃に開花するため、島外からも多くの観光客が訪れます。
東京や大阪からヒトツバタゴの花を見るための観光ツアーもあるようです。
また、鰐浦では毎年「ひとつばたご祭り」が開催されており、今年は5月5日。
・対馬観光物産協会ブログ
http://blog.tsushima-net.org/?eid=868
学名は「雪のように白い花」という意味だそうです。
また、鰐浦では満開になると海を照らすようだということで「うみてらし」と言われるそうです。
「なんじゃもんじゃ」という別名もあるようですが、ヒトツバタゴ以外でもそう呼ばれる木があります。
連休前はまだあまり咲いていないようでしたが・・・暖かい日が続いていますし、お祭りと見頃が重なるといいですね。
![]() |
| 4月27日(金)撮影 |
ヒトツバタゴは自生地でなくても、植物園や公園など色々なところに植栽されているそうですから、お近くのヒトツバタゴを探してみてはいかがでしょうか。
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