今日9月15日は「ひじきの日」だそうです。
制定したのは三重県ひじき協同組合だそうですが、ひじきなら対馬も負けてないですよね!
・日本ひじき協議会:ひじきの日
http://www.hijiki.org/html/content07.htm
さて、秋になると少しずつ空気が澄んで、風もさわやかになってきますよね。
9月のカレンダーは、そんな風が感じられるような1枚です。
(大型の台風16号が対馬方面に進んでいるところなので、さわやかな風とか言っていられる状況でもないですが・・・)
もう2013年のカレンダーが発売されているようですね。
川口さんのカレンダー情報を入手したら、こちらでお知らせします!
お知らせ
★お知らせ
【2015年カレンダーは2種類!】A4ポスタータイプ(縦)と2013年までと同様のA4冊子タイプ(横、上開き)の2タイプです。全部がツシマヤマネコの写真です。
冊子タイプは間もなく完売です!
2012年9月15日土曜日
2012年9月13日木曜日
環境省レッドリストとツシマクロアカコウモリ
前回↓から少々日が経ってしまいましたが、続きです。
今回の改定で私が注目したのは「ツシマクロアカコウモリ」でした。
第3次で情報不足(DD:Data Deficient)にされていたのが、第4次では「クロアカコウモリ」として絶滅危惧ⅠA類になっていたからです。
理由は2つ。
1)ツシマクロアカコウモリの「ツシマ」がなくなっている事:対馬固有ではない?
2)情報不足としていたものが絶滅危惧ⅠA類になっている事:新しい情報が得られた?
東海大出版会から出ている「日本の哺乳類」(監修:阿部永、1994年発行)の改定版(2005年発行)では、クロアカコウモリ Myotis formosus として以下のように書かれています。
・日本では対馬だけから知られ、まだ10頭以下の採集記録しかない。
・朝鮮半島産とともに、他地域とは異なる亜種ツシマクロアカコウモリ(M. f. tsuensis)と考える研究者もいる。
・環境省のレッドリストでDDとされているが、これは日本で唯一の採取記録のある対馬での発見場所やその状態から、そこでの繁殖が疑われているからである。したがって、朝鮮半島より対馬に時々迷って帰来する、いわゆる「迷蝠」だとする意見もある。
どうやら1)については、「対馬のクロアカコウモリ」という亜種があるという説は一般的ではないようです。
(そしてこの亜種とする説でも、「対馬の」とは言っても朝鮮半島とは同じ亜種で、対馬固有ではないということですね。)
2)についてですが、2007年に「哺乳類科学」(哺乳類学会の和文誌)に「対馬のコウモリ類」(河合久仁子ら)という報告が出ており、2006年に上対馬町と厳原町のそれぞれで雌雄1組の計4個体を確認したそうです。
これにより、「現在でも対馬に生息している可能性が高まった」が「生息している個体は少ないと言えるだろう」としています。
この情報を元にDDから絶滅危惧ⅠA類になったのではないかと思います。
第3次で情報不足(DD:Data Deficient)にされていたのが、第4次では「クロアカコウモリ」として絶滅危惧ⅠA類になっていたからです。
理由は2つ。
1)ツシマクロアカコウモリの「ツシマ」がなくなっている事:対馬固有ではない?
2)情報不足としていたものが絶滅危惧ⅠA類になっている事:新しい情報が得られた?
東海大出版会から出ている「日本の哺乳類」(監修:阿部永、1994年発行)の改定版(2005年発行)では、クロアカコウモリ Myotis formosus として以下のように書かれています。
・日本では対馬だけから知られ、まだ10頭以下の採集記録しかない。
・朝鮮半島産とともに、他地域とは異なる亜種ツシマクロアカコウモリ(M. f. tsuensis)と考える研究者もいる。
・環境省のレッドリストでDDとされているが、これは日本で唯一の採取記録のある対馬での発見場所やその状態から、そこでの繁殖が疑われているからである。したがって、朝鮮半島より対馬に時々迷って帰来する、いわゆる「迷蝠」だとする意見もある。
どうやら1)については、「対馬のクロアカコウモリ」という亜種があるという説は一般的ではないようです。
(そしてこの亜種とする説でも、「対馬の」とは言っても朝鮮半島とは同じ亜種で、対馬固有ではないということですね。)
2)についてですが、2007年に「哺乳類科学」(哺乳類学会の和文誌)に「対馬のコウモリ類」(河合久仁子ら)という報告が出ており、2006年に上対馬町と厳原町のそれぞれで雌雄1組の計4個体を確認したそうです。
これにより、「現在でも対馬に生息している可能性が高まった」が「生息している個体は少ないと言えるだろう」としています。
この情報を元にDDから絶滅危惧ⅠA類になったのではないかと思います。
環境省は今回公表した第4次レッドリストに基づいて、改定版レッドデータブックを2014(平成26) 年に発行予定とのことですので、詳細はここに書かれるのでしょう。
早く出てほしいですね。
ちなみに小型のコウモリ類は洞窟をねぐらとして利用するものも多いのですが、クロアカコウモリは森林(樹洞、樹冠、樹皮下など)を利用している可能性が高いそうです。
森の中でコウモリが飛んでいたら、クロアカコウモリかもしれませんよ。
・NHK ダーウィンがきた!:第55回「黄金コウモリ大発見」(韓国のクロアカコウモリ)
http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program055.html
早く出てほしいですね。
ちなみに小型のコウモリ類は洞窟をねぐらとして利用するものも多いのですが、クロアカコウモリは森林(樹洞、樹冠、樹皮下など)を利用している可能性が高いそうです。
森の中でコウモリが飛んでいたら、クロアカコウモリかもしれませんよ。
・NHK ダーウィンがきた!:第55回「黄金コウモリ大発見」(韓国のクロアカコウモリ)
http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program055.html
2012年9月5日水曜日
環境省レッドリストの改定
環境省版レッドリストの最新版が公表されました。
・環境省報道発表資料:第4次レッドリストの公表について(お知らせ)
レッドリストというのは絶滅のおそれのある野生生物のリストのことで、初めて作成したのは国際自然保護連合(IUCN)で、1996年のことでした。
以来、色々な国や地域で、色々な団体がレッドリストを作成しています。
・IUCN日本委員会:IUCNレッドリスト(日本のレッドリストについても書かれています)
日本では1989年に日本自然保護協会(NACS-J)と世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が「我が国における保護上重要な植物種の現状」という植物のレッドデータブック(レッドリストに基づいて生息状況などを取りまとめた本)を発行したのが最初です。
環境省の初めてのレッドリストは、1986(S.61)年から行った調査の結果を踏まえて1991(H.3)年に発行した環境省版レッドデータブック「日本の絶滅のおそれのある野生生物-脊椎動物編」及び「日本の絶滅のおそれのある野生生物-無脊椎動物編」です。
今回公表されたのはその最新改定版で、前回の第3次レッドリスト公表からは5年ほど経っています。
レッドリストのカテゴリー(ランク)は最初の頃とは少し変わっていますが、ツシマヤマネコは当初より絶滅の恐れがもっとも高いランクに入れられています。
第3次、第4次の分け方だと、絶滅危惧ⅠA類(CR:Critically Endangered)の「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」で、個体数が極めて少ないとか減少しているとか、情報が極めて少ないとかいった判定基準に基づいています。
・環境省レッドリストカテゴリーと判定基準(2012)
今回の改定では、ニホンカワウソや九州のクマが絶滅とされたことなどが大きく取り上げられましたが、私が注目したのは第3次で情報不足(DD:Data Deficient)にされていた「ツシマクロアカコウモリ」。
第4次では「クロアカコウモリ」として絶滅危惧ⅠA類になっていました。
これはなぜだろうとTwitterでつぶやいて、前回のブログのコメント欄にご意見いただいたのですが・・・
・2012年8月26日投稿「薬かけ」
長くなってしまったのでこの続きは次回に!
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