お知らせ

★お知らせ
 【2015年カレンダーは2種類!】A4ポスタータイプ(縦)と2013年までと同様のA4冊子タイプ(横、上開き)の2タイプです。全部がツシマヤマネコの写真です。
 冊子タイプは間もなく完売です!

2012年7月31日火曜日

【投票】第6回結果と第7回開始


ブログトップの右上にあります投票コーナー。
第6回の投票を25日に締め切りました。

今回の質問は「対馬市は何県?」で、選択肢は以下の4つでした。
・もちろん長崎県
・福岡県だと思ってた
・九州なのは知っていた
・全然わからなかった

そしてその投票結果ですが・・・「もちろん長崎県」が100%!
って投票数が1だったんですけどね。

対馬市は長崎県の離島で、対馬島と周辺の島々からなります。
対馬島は約700平方キロで、全国の離島の中では佐渡島、奄美大島に次いで3番目に大きいそうです(沖縄本島と北方領土を除くと、ですが)。
・ながさきのしま:長崎のしま紹介【対馬】
http://www.pref.nagasaki.jp/sima/island/tsushima/profile/index.html

いわゆる「平成の大合併」で2004(平成16)年3月1日に誕生しましたが、それまでは上県(かみあがた)郡の上対馬町・上県町・峰町と下県(しもあがた)郡の豊玉町・美津島町・厳原町の6町でした。
廃藩置県までは対馬府中藩が置かれており、対馬国や対州(対州)と呼ばれていたそうです。
「對馬国(対馬国)」は魏志倭人伝にも登場してくるとの事。
 縄文時代の遺跡もいくつかあり、歴史の感じられる島です。

位置的には九州本土だと長崎よりも佐賀県の方が近いね、と言われた事があります。
最初はえ?と思ったのですが、佐賀には対馬藩の飛び地があったんですね。
・ワクワク!おぎ:街道ばゆく-佐賀を歩いてみる-その5.対馬藩領田代宿
http://www.wakuwaku-ogi.com/kaidou/5-tajiro.html

当時は佐賀との行き来が多かったのでしょうが、今は佐賀県へは長崎か福岡を経由しないと行けません。
一番便利なのは福岡で、飛行機と船があります。
飛行機の場合、便数は福岡行きも長崎行きも同じぐらいですが、長崎便はプロペラの39人乗り、福岡行きは100人以上のジェット機です。
・ANA SKY WEB:ボーイング737-500
http://www.ana.co.jp/dom/inflight/seatmap/b35/
・オリエンタルエアブリッジ:機材・座席表
http://www.orc-air.co.jp/service/seat.html

そして船の場合、福岡にはジェットフォイルとフェリーとが出ています。
そして何と、長崎航路はないのです!(貨物はあるのかも)
・対馬市:対馬市へのアクセス
http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/web/profile/post_35.html

夏休み、対馬へ里帰りされる方、遊びに出掛ける方、きっとたくさんいると思います。
どうぞよい夏休みをお過ごしください。

さて、めげずに次の投票受付を開始します。
第7回は「あなたはイヌ派?ネコ派?」です。
訪問ついでに気軽にポチっとしてもらえると嬉しいです。
と書いたのですが、只今投票のシステムがうまく機能しないため、休止しております。
トラブルが解消したら再開します。
9/29再開です!

2012年7月20日金曜日

畔の草刈り

今日は、田んぼのまわりの草を刈払機で刈りました。
今まで天気が悪かったり、ミニトマトの収穫が忙しく、なかなか田んぼに行けませんでした。
それに、去年の秋から田ノ浜への道が土砂崩れで通れず、う回路を通らねばならなくて、気軽に行けなくなってしまいました。(言い訳)
他の田んぼの畔は、はきれいに刈ってあるのに、私のところだけほったらかしで草ぼうぼうで、だらしなさそうです。

草を刈った後。下手ですが、すっきりしました。


 

 田んぼの中の水の少ないところでは、ヒエなど出ていたので抜きました。
草を取りながら田んぼの中を歩いていると、私の前を白っぽい小さいちょうちょが
たくさん飛び立ちます。コブノメイガのようでした。次に行ったときには、葉っぱの中に、
幼虫とうんこが、たくさん見られるかもしれません…。

2012年7月17日火曜日

田ノ浜

「田ノ浜」は対馬の北西の小さな半島部にある小さな集落です。
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E129.17.43.2N34.33.58.7

平成24年6月末現在の人口は、8世帯19名だそうです。
・対馬市オフィシャルHP:民基本台帳月報(地区別集計)
http://www.city.tsushima.nagasaki.jp/system/images/population/201206.pdf

でも、住所表記上は「対馬市上県町志多留」なんですよ。
http://goo.gl/maps/NJ5e 


環境省が「日本の重要湿地500」というのを選定しているのですが、この1つに田ノ浜が選ばれています(対馬からは3箇所)。
対馬では唯一抽水植物(水底に根を張り、茎や葉が水上に出ている植物)が発達する湿地で、希少種となった昆虫が生息しているのがその選定理由のようです。
・環境省インターネット自然研究所「日本の重要湿地500」:対馬・田ノ浜
http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/379/379.html

ここには希少な植物や昆虫が生息しているだけでなく、渡り鳥も多くやってきます。
そしてツシマヤマネコも。
この地域では長く調査が行われており、その間ずっとツシマヤマネコが定住し、繁殖していることも確認されているようです。

この重要湿地の選定結果が公表されたのは2001(平成13)年。
その後、2004(平成16)年から圃場整備が行われましたが、この際、これらの野生動植物に配慮した整備事業が行われました。

そして今、ここではこれらの生きものたちとの共生を目指したお米づくりが行われています。
豊かな自然がいつまでも変わらず、さらに今以上に豊かになるように。

「田ノ浜」で検索してみたところ、たくさん画像が出てきましたので、いくつかご紹介を。
これで田ノ浜に行った気分を味わっていただき、もしお気に召したら実際に足を運んでみてもらえると嬉しいです。
・よかとこBY・写真満載九州観光
http://www.yado.co.jp/kankou/nagasaki/tushima/tanohama/tanohama.htm
・コッポーモンの独り言。。tsushima:対馬の原風景・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/mn22722/7559462.html
(↑リンクを貼り間違えていたので修正しました7/18)
・大阿蘇探検倶楽部:上県灯台と田ノ浜地区
http://blogs.yahoo.co.jp/ooasotanken/23636992.html

2012年7月9日月曜日

7月のツシマテン

対馬のいきものたちのカレンダー、左下にも色々な動物が潜んでいますが、7月はツシマテンです。

「ツシマ」と名がつくツシマテン。
学名はMartes melampus tsuensis で、本州・四国・九州にいるホンドテンMartes melampus melampus とは種のレベルでは同じなのですが、対馬の固有亜種とされています。

このため、学術上貴重であるとの理由で国の天然記念物に指定されています。
・文化庁 国指定文化財等データベース:ツシマテン

全国的にも世界的にも対馬にしかいないのですから、貴重ではありますが、対馬ではどこでもよく見られますし、人家の屋根裏に入り込んだりするので、厄介者扱いされる事も多いようです。

ツシマテンに限らず、昔はテンの毛皮は防寒具としてよく利用されていたようですが、こういう時の毛皮は黄色。
冬毛の黄色い姿の方が有名かもしれませんが、夏になるとこんなに黒くなります。

この写真はまだ小さいツシマテンのようですね。
ツシマテンは夏に交尾するのですが、受精卵がすぐには着床せず(着床遅延)、出産するのは春先で、一度に生まれるのは1~2頭だと言われています。


2012年7月2日月曜日

お米の成長

田植えから一か月たちました。

田植えしてすぐの写真です。緑がうっすら見えますが、一か所に1,2本しかなかったり、苗がとんで植わっていないところもあり、さびしい感じでした。
後日、苗の少ないところに余った苗をさし、除草とガス抜きのために手押しの除草機をかけました。


 
 
今日の田んぼです

一株の本数も増えました。
 

田んぼの水は少な目で、土が出ているところもありましたが、今夜は雨が降る予報が出ていたので、水は入れませんでした。

2012年7月1日日曜日

7月のカレンダーはゲンジボタル

今年も半年が過ぎ、7月になりました。
7月になると夏到来というイメージがあり、今日が海開きのところも多いようですが、梅雨があけているのは沖縄と奄美だけですよね。

今月のカレンダーはゲンジボタルです。

ゲンジボタル(学名 Luciola cruciata)は本州・四国・九州とその周辺の島々に分布していて、日本では一番一般的だとされるホタルではないかと思います。

対馬でも全島的に生息しているようですが、川辺に産み付けられた卵からかえったあと、幼虫は川の中でカワニナ(巻貝)などを食べて生活するので、餌が多くいるきれいな川でなければうまく育たないのだそうです。
幼虫は春過ぎに上陸してさなぎになり、そして初夏のこの時期に羽化して飛び立ち、我々の目を楽しませてくれるのですが、成虫になってからは何も食べず、10日ぐらいで死んでしまうのだとか。

最近は川が汚れて十分な餌がとれなくなったり、コンクリートなどで護岸された事によってうまく上陸できなかったりして、ホタルが見られるところは減ってきているようです。
また、ゲンジボタルが光るのは繁殖相手を探すためですが、周辺に明りが多すぎるとうまく相手を見つけられないらしく、人工的な明かりが多すぎるのも減少の要因だそうです。
ゲンジボタルを見つけたら、そこにはホタルが暮らしてきた川があり、色々な生き物が近くにいる事も思い出してほしいなと思います。

対馬にはゲンジボタルのほかに、ヘイケボタル・ツシマヒメボタル・アキマドボタル・オバボタルと、5種のホタルが生息しています。
オバボタルは6月、アキマドボタルは9~10月に見られるホタルですが、それ以外はこの時期に見られるそうですから、夕涼みがてら探してみてはいかがでしょうか。